お子様の新生児に関する懸念

赤ちゃんの排便の頻度と硬さは、授乳方法によって異なります。生後3～4日目には、通常、1日に数回排便します。粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんは、生後数週間で排便回数が減ることがあります。母乳を飲んでいる赤ちゃんは、1日に2回以上排便するはずです。排便は黄色（通常はゆるくて粒状）で、周囲に水っぽい輪があることが多いです。

生後4～6週を過ぎると、赤ちゃんは数日間便が出ないことがあります。便が硬かったり、大理石のような硬さでない限り、便秘とは限りません。多くの赤ちゃんは排便時にうなり声を上げたり、いきんだり、顔が赤くなったりしますが、これは正常な反応です。便が柔らかいからといって、赤ちゃんが便秘であるとは限りません。赤ちゃんは時間をかけて、排便に必要な筋肉の動きをうまく調整する方法を学ぶ必要があります。

赤ちゃんの中には（男の子も女の子も）、乳房が張ったり腫れたりしている子もいます。乳首から薄い分泌物が出ることもありますが、これは正常な現象で、自然に治まります。乳房の腫れが赤くなっている場合は、すぐに連絡してください。

疝痛とは、生後3ヶ月未満の健康な赤ちゃんに見られる泣き方のパターンです。通常、毎日同じ時間に起こり、3時間以上続きます。お子様にこのパターンが見られる場合は、お電話で原因や対処法についてご相談ください。

室温 – 家の中を均一で快適な温度（通常は約 70 度）に保つようにしてください。

ベビーベッド：マットレスには防水カバー、キルティングパッド、柔らかいベビーシーツを敷いてください。窒息の恐れがあるため、枕、掛け布団、バンパーパッド、ぬいぐるみなどをベッドに置かないでください。

服装 – 正期産児は大人と同じ服装で過ごすことができます。同じ活動や気温のときに、自分自身が着るのと同じように赤ちゃんにも服を着せましょう。

生後数ヶ月間は、すべての赤ちゃんが泣きます。泣き声は赤ちゃんが何かを必要としていることを示すサインです。赤ちゃんは、お腹が空いた時、疲れている時、不快な時、刺激が強すぎる時、あるいは病気の時に泣きます。あらゆる原因を考慮するために…

1. 赤ちゃんのおむつ交換は必要ですか？
2. 授乳の時間ですか？
3. 寝る時間ですか？
4. 赤ちゃんを抱っこする必要がありますか？

赤ちゃんを安心させるための提案は次のとおりです。

1. 赤ちゃんを歩かせたり、揺らしたり、抱っこしたりして、もっとスキンシップをしましょう。
2. 赤ちゃんの姿勢を変えてみましょう。
3. 赤ちゃんをしっかりと包んであげましょう。
4. おしゃぶりをあげたり、ブランコに乗せてみたり、車に乗せてあげたりしてみましょう。それでも効果がない場合は、寝室のドアを閉めて赤ちゃんをベビーベッドに残しても大丈夫です。赤ちゃんの様子をこまめに確認しましょう。

生後数日は、黄色い鼻水が出る赤ちゃんもいます。涙目がひどい、鼻水が濃い、目が赤いなどの症状がある場合は、当院にご連絡ください。

多くの赤ちゃんは生後数か月間は斜視になります。目の筋肉が完全に協調していないためです。顔の特徴も斜視のように見えることがあります。赤ちゃんが成長するにつれて、斜視の頻度は減っていくはずです。生後2か月までには、視野を横切る物体を追えるようになるはずです。

授乳は、親が生まれたばかりの赤ちゃんと密にコミュニケーションをとる時間です。母乳でも哺乳瓶でも、赤ちゃんをしっかりと抱きしめる時間です。授乳での良い経験は、将来お子さんと接する上で良い前例となるでしょう。

ほとんどの赤ちゃんは吐き戻しをしますが、その頻度は赤ちゃんによって異なります。これは正常なことです。吐き戻しは、胃の内容物を大量に吐き出す嘔吐とは区別する必要があります。赤ちゃんに頻繁にげっぷをさせることで、吐き戻しの頻度を減らすことはできますが、完全になくすことはできません。

母乳は新生児にとって理想的な栄養です。栄養バランスが完璧で、病気に対する予防効果も期待できます。しかし、哺乳瓶で授乳したい、あるいはどうしても哺乳瓶で授乳しなければならない場合でも、罪悪感を感じる必要はありません。何百万人もの子どもたちが粉ミルクで健康に育っています。事前にご相談いただくことなく、赤ちゃんの食事内容を変更することはお勧めしません。私たちのアドバイスは、経験、栄養に関する知識、そして赤ちゃんのニーズへの理解に基づいています。

母乳育児は、お母さんと赤ちゃんによっては最初からスムーズに進むこともあります。しかし、うまくできるようになるまでには、少し時間がかかり、何度か試行錯誤する必要がある場合もあります。新しいことであれば何でもそうですが、母乳育児にはある程度の練習が必要です。これは全く自然なことです。小児科医、看護師、ラクテーション・コンサルタント、または母乳育児支援グループからサポートを受けることができます。母乳育児を成功させる最も重要な鍵は、正しい姿勢と正しい吸い付き方です。この記事の最後に、役立つリソースをご紹介します。

母乳で育つ赤ちゃんは、粉ミルクで育つ赤ちゃんよりも授乳回数が多くなります（通常、1日に8～12回）。母乳は消化しやすいため、胃の内容物が空になるのがはるかに早くなります。

新生児は最初のうちは、昼夜を問わず、おそらく数時間おきに授乳するでしょう。生後1ヶ月の終わり頃には、夜間の睡眠時間が長くなるかもしれません。赤ちゃんが欲しがる時に授乳させてあげましょう。時計ではなく、赤ちゃんからの様々なサインに注意して、授乳のタイミングを決めましょう。

お腹が空いた赤ちゃんは、次のような行動をとることがあります。

• 乳房に鼻を押し当てる。
• 口で探索反射を示す。
• 吸う動作をしたり、手を口に当てる。
• 泣く

赤ちゃんが極度に空腹になるまで授乳を待たないようにしましょう。新生児の中には眠くてなかなか起きない子もいます。母乳の分泌が安定するまで（通常2～3週間）は、授乳中は赤ちゃんを眠らせないでください。赤ちゃんが授乳を要求しない場合は、3～4時間後に起こしてください。それでも起きない場合は、小児科医にご相談ください。

授乳するときは、左右交互に授乳しましょう。赤ちゃんが最後にどちらの乳房を吸ったか覚えておくために、ブラジャーのストラップに安全ピンや短いリボンをつけておくとよいでしょう。左右均等に授乳することが大切ですが、赤ちゃんが片方の乳房を好み、その乳房で長く授乳することもあります。このような場合、乳房は赤ちゃんの授乳に合わせて母乳の分泌量を調整します。赤ちゃんの授乳によって母乳の分泌量が左右されることを忘れないでください。1日を通して両方の乳房に刺激が行き渡るように、左右の乳房から授乳することが大切です。

赤ちゃんが十分な母乳を飲んでいるかどうかの兆候は次のとおりです。

• 生後1週間以降、体重が着実に増加している
• 尿が濃い黄色やオレンジ色ではなく、淡い黄色である
• よく眠っているが、起きているときは赤ちゃんは元気そうに見える

十分な排便と濡れたおむつ：

• 帰宅初日: 排便が 2～3 回あり、おむつが濡れている
• 3 日目: 1 日に 3 回ずつ
• 4 日目: 1 日に 4 回ずつ
• 5 日目: 1 日に 5 回ずつ
• 最初の数週間が過ぎると、赤ちゃんはおむつを交換するたびに濡れたままになりますが、排便の回数は減ることがあります。
• 生後 1 週間で、排便の色は粘着性のあるタール状から黄色っぽくなります。

母乳で育てられた赤ちゃんのほとんどは、少なくとも最初の6ヶ月間は、水分、ビタミン、鉄分などの追加の栄養を必要としません。母乳は、赤ちゃんが健康に過ごすために必要な水分と栄養素をすべて提供します。母乳で育てられた赤ちゃんは、1) 粉ミルクを28オンス（約740ml）以上飲めるようになるまで、または2) 1歳で全乳に切り替えるまで、毎日400 IUのビタミンDが必要です。ビタミンDは、ほとんどの薬局やスーパーマーケットでビタミンDドロップまたはマルチビタミンドロップとして入手できます。生後4～6ヶ月から、鉄分を含むベビーフードを与え始めることをお勧めします。

女性

性器周辺は、ぬるま湯に浸したコットンかタオルで前から後ろへ拭いて清潔にすることができます。多くの女児は、膣から白い粘液状の分泌物が出ますが、これはわずかに血が混じっている場合もあります。これは正常な状態です。

男

男子の陰茎は毎日、ぬるま湯で優しく洗ってください。割礼を受けていない場合は、無理に包皮をめくらないでください。割礼を受けており、ゴムコ法を用いる場合は、炎症を防ぐために少量のワセリンを塗布してください。プラスチック製のリングを使用した場合は、特別なケアは必要ありません。リングは約1週間で自然に外れます。腫れがひどい場合、赤みが出た場合、または黄色い分泌物がある場合は、医師に連絡してください。プラスチック製のリングが外れ、割礼箇所が完全に治癒するまでは、浴槽に入らないでください。

黄疸とは、新生児の目や皮膚によく見られる黄色のことです。これはビリルビンの蓄積によって引き起こされ、肝臓で除去されます。数日後には、赤ちゃんの肝臓のビリルビン除去能力が向上します。黄疸は通常、最初に顔に現れ、その後、ビリルビン値の上昇に伴い、胸、腹部、腕、脚へと広がります。肌の色が濃い赤ちゃんでは、黄疸が目立ちにくい場合があります。

ほとんどの乳児は軽度の黄疸を示し、無害ですが、まれにビリルビン値が非常に高くなり、脳損傷を引き起こす可能性があります。そのため、新生児は黄疸の有無を注意深く検査し、高ビリルビン値を予防するための治療を行う必要があります。ほとんどの黄疸は治療を必要としません。治療が必要な場合は、赤ちゃんを脱衣させた状態で特殊な光の下に当てることでビリルビン値を下げることができます。赤ちゃんのビリルビン値に応じて、病院または自宅で治療を行うことができます。治療によって黄疸の有害な影響を防ぐことができます。

母乳育児をしている場合は、1日に少なくとも8～12回授乳してください。これにより十分な母乳が分泌され、赤ちゃんのビリルビン値を下げることができます。授乳に問題がある場合は、かかりつけの医師、看護師、または授乳専門家に相談してください。

以下の場合は、赤ちゃんのかかりつけ医に連絡してください。

• 赤ちゃんの目や肌が黄色っぽくなる
• 赤ちゃんのお腹、腕、脚が黄色っぽくなる
• 赤ちゃんが眠くなったり、ぐずったり、哺乳がうまくいかなくなった

赤ちゃんのあご、頬、鼻に小さな白いブツブツ（稗粒腫）ができるのはよくあることです。また、額や頬に「新生児ニキビ」と呼ばれる、赤または白の隆起したブツブツができることもあります。これは通常、生後約1ヶ月で発生し、8～12週までに消えます。患部を清潔に保ち、乾燥させる以外に特別な治療は必要ありません。

乳痂（脂漏症）は、赤ちゃんの頭にできる厚く黄色がかったかさぶた状の発疹です。通常、生後2ヶ月頃に発症します。耳の後ろ、眉毛、へその周りにも現れることがあり、赤く鱗状の発疹が現れます。乳痂は柔らかいブラシや歯ブラシで取り除くことで治療できます。発疹は、1/2%ヒドロコルチゾンクリームを1日2～3回塗布することで治療できます。症状が続く場合は、専用のシャンプーの使用について医師の指示を受けてください。

生後2週間未満の新生児は、頻繁な排便により皮膚炎や炎症を起こすことがあります。広範囲の発疹、膿疱、またはニキビが見られる場合は、当院にご連絡ください。

おむつかぶれには様々な原因があります。最も一般的な原因の一つは、濡れたおむつや便との接触です。発疹は真菌や細菌に感染する可能性があります。ほとんどのおむつかぶれは3日以内に改善の兆候が見られます。発疹が改善するどころか悪化しているように見える場合は、二次感染の可能性がありますので、医療機関にご連絡ください。

おむつかぶれのほとんどは尿や便が皮膚に触れることで起こるため、以下の点に注意すると効果的です。

• おむつを頻繁に交換し、その部分をよく清潔にします。
• 1日3回、5分間、皮膚を空気にさらします。
• ヘアドライヤーの低温/冷風設定で、離れたところからおむつ部分を乾かします。
• 1日2回、15分間、温かいお風呂にお尻を浸します。
• デシチン、ビタミンAとD、その他のおむつクリームを使用できます。

赤ちゃんのデリケートな肌は日焼けしやすいので、強い日差しから赤ちゃんを守りましょう。砂や水の反射光からも赤ちゃんを守りましょう。日焼け止めは年齢を問わず安全に使用できます。お子様にはSPF30以上のもの、できればミネラルベースのものを使用してください。午前10時から午後4時までの強い日差しを避けましょう。赤ちゃんには適切な服を着せ、サングラスを着用させてください。2時間ごとに（必要に応じてもっと頻繁に）日焼け止めを塗り直してください。

生後2ヶ月以上のお子様は、DEET含有の虫除け剤を使用できます。DEET濃度は10～30%で、衣服の下には塗布せず、露出した肌にのみ少量塗布してください。

赤ちゃんは仰向けで寝かせてください。赤ちゃんはほとんどの時間を眠って過ごし、2～4時間ごとに起きて食事をします。徐々に日中の睡眠時間が短くなり、夜間の睡眠時間が長くなります。スプーンや哺乳瓶でシリアルを与えても、夜通し眠れるようになるという証拠はありません。

満期新生児の体重は、ほとんどが5.5ポンド（約2.7kg）から9ポンド（約4.3kg）です。平均は約7.5ポンド（約3.3kg）で、男の子は女の子よりわずかに重いです。生後数日で、新生児は出生体重の最大10%を失うことがあります。これは正常な現象です。赤ちゃんは生後4日目または5日目から体重が増え始めます。失われた体重は通常、生後10日から2週間ほどで元に戻ります。生後3ヶ月間は、1日に約25グラム（約30g）、1ヶ月に約90グラム（約90g）増加します。健康な赤ちゃんは通常、生後4～5ヶ月で出生体重の2倍、1歳で3倍になります。